川上村西河に鎮座する大名持神社。年が明けると神主は火打石で火を着けてご神火松明に移します。先に火をもらうのは大滝地区。ご神火から火を手に持つ松明に移すと、数キロ離れた地区まで一斉に走って帰ります。松明はお家の門前に飾り新年を祝います。３０分後には西河地区のご神火移し。松明を手に持つ人々が帰る灯り道は少なくなった新年の風情を残しています。昔は上流の丹生川上上社からご神火をもらって同神社へ走ってきたそうで、もっと昔は吉野山からご神火をもらい、山々や峠を越えてきたと話される。（H18. 1. 1撮影）

【西河大名持神社　「ご神火松明」】

【西河大名持神社　「ご神火移し」】