奈良市の旧都祁村の各地区では新年の初祈祷行事の乱声(らんじょう)と呼ばれるオコナイが行われます。都祁馬場では旧福蔵寺で行われたのちの二週間後に、今度は金龍寺で同様の乱声が行われます。以前は24日であったが近い日曜日に変更されています。午後、昼食を家で済ませた檀家衆らがうるし棒を持ち寄り、同寺に集まります。二階建ての本堂で総会を開き、飲食にお酒をいただきます。しばらくすると住職は本堂の二階にあがり、読経を唱え地区の安全や五穀豊穣を祈願します。読経の途中に住職は錫杖を手に持つと一斉に檀家集らは棒で激しく、けたたましく叩きうるし棒はバラバラの散乱状態。魔よけの音はお堂の中を響き渡ります。供えられた太いうるし棒は旧福蔵寺でいただいたものと一対とし、春に苗代の水口に供えられます。(H18. 1.22撮影)
都祁馬場金龍寺 「乱声」
【都祁馬場金龍寺 「乱声」】
都祁馬場金龍寺 「牛玉宝印書」
【都祁馬場金龍寺 「牛玉宝印書」】
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