三輪山の麓の箸中、ホケノ山古墳の傍らに国津神社が鎮座する。正月の二日、早朝から氏子総代が同神社に集まってくる。この日は二日正言(ふつかしょうごん)と呼ばれる祭事で昨年に箸中地区で生まれた子どもを祝う日。社務所では新聞紙を広げ、古くから使われている二日正言講牛玉国津社傳御印とご朱印にバレン、スミ、ハケを用意。牛玉印をハケで墨塗りし半紙にあててバレンで丁寧に押していきます。中央上にはご朱印を力強く押印します。牛玉札書が次々と擦りあがると二つ折りにして先を割った竹に挿します。できあがった牛玉札は22軒に配られ5月連休ころの田植えの際に水口祭で供えられます。昔はイナゴが入ってこんようにと田の四方に白い布幟を立てて祈祷したといいます。(H19. 1. 2撮影)
箸中国津神社 「牛玉印」
【箸中国津神社 「牛玉印」】
箸中国津神社 「牛玉祈祷札」
【箸中国津神社 「牛玉祈祷札」
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