毎年3月1日に本行が始まる東大寺二月堂の修二会。752年から続けられている伝統行事は2月15日の新入習礼の別火入りから始まる。今日は23日の花ごしらえで作られた色鮮やかなツバキの造花を本物の椿の枝に取り付ける作業。練行衆は約20本のツバキを三つの長さに整えて切り取った枝先に造花を差し込んでいく。花付けは平衆と呼ばれる七人と法会を監督する堂司が担当されます。別火坊にある千手堂の縁側壁に椿を立てかけ丹念に花付けをしていきます。落ちたツバキ花は塵として使わないという厳格な決まり。ツバキには呪力が宿るとされ、二月堂の本尊を祭る須弥壇の四隅などに供えられます。(H19. 2.27撮影)
二月堂修二会 「千手堂ツバキ」
【二月堂修二会 「千手堂ツバキ」
二月堂修二会 「椿の花付け」
二月堂修二会 「椿の花付け」
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