海がない里山に鎮座する奈良市別所町の金刀比羅(ことひら)神社。村社宮司、当家衆は年に数回、海運安全祈願のため四国香川の本社に参詣されます。集落の安全や厄除けを願い弓の鬼的打ちが行なわれます。社務所前でお祓いした後、拝殿までの長い間を当家衆が順に並び献饌が行なわれます。拝殿で神事を終えると、鬼的の前で小さな弓を手にして長老が12本の矢を、天、地、鬼的、四方八方に射ちます。うるう年は13本用意されるもので一年間を表しています。その後、大きな弓に替えて当家衆が交替して的打ちを行ないます。牛玉宝印を結んだ榊の枝は持ち帰って苗代に立てられます。(H17.3. 6撮影)
別所町金刀比羅神社 「安全祈願」
別所町金刀比羅神社 「安全祈願」
別所町金刀比羅神社 「献饌」
【別所町金刀比羅神社 「献饌」】
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