二月堂修二会の1日から始まった本行作法は日中から夜明けまでを六つの時に分けて作法が行われます。日中(にっちゅう)、日没(にちもつ)、初夜(しょや)、半夜(はんや)、後夜(ごや)、晨朝(じんじょう)と呼ばれるもので、六時それぞれに悔過(けか)作法が勤められ、その間は様々な法要や行事、作法が組み込まれています。 練行衆は正午になると駆け足で食堂(じきどう)へ入堂される。内では「食堂作法」とする大導師の長い祈り。祈りのあとに食事をとり、引き続いて二月堂本堂に上堂します。以降、翌日の午前4時ころの下堂の時まで、食事はもちろん水を飲むことさえ禁ぜられます。 この食堂作法は一切覗くことはならない作法。静かに耳を澄ませば声明が和音のように堂外まで聞こえてくる。(H19. 3. 7撮影)
二月堂修二会 「食堂作法へ」
【二月堂修二会 「食堂作法へ」
二月堂修二会 「食堂作法桶」
【二月堂修二会 「食堂作法桶」】
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