春を呼ぶお水取り本行が始まって三日目はみぞれ雪が降り出した。季節の節目の弥生三月三日はひな祭り。お雛さまを飾って祝った宮中行事はやがて武家社会に広がった。さらには商家など名主の家へ、そして庶民へも広がり定着した現代。健やかに育ってほしいと願い女の子の健康祈願を祝う桃の節句は変わりません。城下町の大和郡山市内の矢田筋通り。一軒の町家では江戸時代のものと思われる古式色豊かなお雛さまが飾られます。先祖代々から大切にしてきたお雛さま飾りは、当主のSさんが生まれた翌年に買われた大正14年の掛け軸を掲げて飾ります。その前には面長のお内裏さまとお姫さまが優雅な美しい姿で座っています。(H21. 3. 3撮影)
矢田筋通り 「享保雛の表情」
【矢田筋通り 「享保雛の表情」】
矢田筋通り 「おだいりさーまに おひめさま」
【矢田筋通り 「おだいりさーまに おひめさま」】
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