吉野水分神社の水分(みくまり)とは水配り(みずくばり)を意味し、水の分配を司どる神様を祀ります。延喜式にも名を連ねた古社で、大和でも有数の水分社のひとつ。社殿は豊臣秀頼の再建だが、秀吉が水分の神さまに祈願して秀頼をさずかったゆかりからといいます。当社のお田植祭は吉野猿楽を継承する翁面を使用する狂言系御田で、田男と牛男が種蒔きから始まる農耕の所作をユーモラスに表現されます。なかでも稲刈りまで行われるのは珍しいものです。(H16.4. 3撮影)
吉野水分神社 「翁」
【吉野水分神社 「翁」】
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