毎年ひな会式の法要を営まれている奈良市法華寺町の法華寺。本尊十一面観音菩薩像の前に大きなメロンやビワなどの果物御供。祭壇にずらりと並べられた五十五体の善財童子(ざんざいどうじ:華厳経をひたむきに求道した童子)像の前には御供モチにツバキの花を添えて法要する。門跡ら尼僧は4月1日から一週間、毎日読経を唱和して最終日の七日は結願の日を迎えた。奈良時代から続く伝統行事のひな会式は罪やけがれを懺悔して健康や平和を祈る。善財童子は善知識(指導者)に出会って悟りに至ったといわれ、愛らしい表情や仕草はさまざまがそれぞれ異なる。小さな童子像は「ひな」と呼ばれたことからひな人形の起源ともいわれている。(H21. 4. 7撮影)
法華寺 「ひな会式の日」
【法華寺 「ひな会式の日」】
法華寺 「愛しい善財童子」
【法華寺 「愛しい善財童子」】
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