30年ほど前は子どもたちが当日までにお米貰いやお金を集め、それをハツオサンのヤドでよばれる費用に賄っていた。杵と石臼でモチを搗くのも提灯設えをするのも子どもたちで、対象となるハツオサンの子どもは12歳の中学生から25歳の青年男子だ。現在はその親たちが提灯張りなどの作業を担っている。年長の家と決まっているヤドは長男が原則だが実際は次男でも構わないそうだ。作業を終えると夕刻までは何もない。再び集荷場に集まって、朝と同様に分担して提灯の蝋燭に火を点していく。お参りに来る人もなく火が消えたら提灯を撤収し、用意したモチは一個ずつ47軒に配っていく。モチは店で買うようになったが、今でも続けている村の行事は五穀豊穣や子どもたちの成長を祝ったのであろう(H21. 4.15撮影)
東井戸堂 「田んぼの字カヤドウの八王子さん」
東井戸堂 「田んぼの字カヤドウの八王子さん」】
東井戸堂 「川堤の字ノガミの八王子さん」
【東井戸堂 「川堤の字ノガミの八王子さん」】
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