御所市蛇穴の野口神社で行われる汁かけ祭り・蛇綱引きは野神さん行事のひとつで、上代祭事の形式を残しています。頭部は前日に作り、祭事当日の早朝に頭屋宅で祀り、祝い唄の伊勢音頭を唄い、太鼓を先頭に桶に祭られた龍のご神体と共に神社へ奉納されます。その後、胴体を藁綱で繋ぎ結っていき蛇体は長さ14mほどになります。昼頃に祈年祭が行われた後、神官によりワカメが入った大がまの味噌汁をかける作法が行われます。役行者に恋した娘が蛇身に化けて後を追い、村人達は驚き、汁をかけて蛇を退治したという故事になぞらえたものです。ワカメ汁やおにぎり等のふるまい接待があり、里人や観光客たちは美味しくいただきました。花火を合図に蛇引きが始まり、地区の各戸を引き回し、邪気払い病除を祈願していきます。。(H16.5. 5撮影)
御所市蛇穴 「頭屋宅にて」
【御所市蛇穴 「頭屋宅にて」】
御所市蛇穴 「伊勢音頭囃子唄」
【御所市蛇穴 「伊勢音頭囃子唄」】
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