毎年5月4日は道造りを終えた桜井市高田北垣内の高田会所に役員が集まってくる。今日は高田区の役員がもてなす水振祭(みずふるまい)と呼ばれる大切な儀式の日。安部、橋本、吉備の区の代表者は迎えの車で来所される。着到の挨拶を済ませてお茶とお菓子でひといきの場。代表者が膳席に着かれると儀式の大切な道具である朱塗りの重ね酒盃が差し出される。高田の区長(諸事情で急遽区長代理)の水振祭の挨拶が口上されると、接待役は盃を差し出して酒を注ぐ。三口で飲み干せば、盃を紙で拭き取り返す。次々と作法にそって酒を飲み干す。三段重ねの盃、区長が手にした大きさで決まるもので、その盃を次席の者が手にしなければならない。膳席の順、酒盃の順も昔から定まっている儀式は厳かに行われる。(H20.5. 4撮影)
高田 「儀式の日」
【高田 「儀式の日」】
高田 「盃の儀」
【高田 「盃の儀」】
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