昔し、元興寺の境内には、北御門、高御門、西御門、今御門、中御門、東御門のご門があったそうで下御門もそのひとつでした。下御門の椿井は春日山系からの地下水脈から湧き出る町内公共の「井戸」があり、戦前まで地元の人々は大切にしていたそうです。終戦を迎え諸事情により個人登記され、その後、井戸は埋められていますが、石で作られた井戸枠は元興寺に寄贈されています。記録によると隣接するもちいどや南市のお店に井戸水を売っていた領収書が発見されたそうで大切さが判ります。
今日は井戸神とする春日大社の猿田彦分霊の明神社を祀り、下御門商店街の商売繁栄を祈願する「井戸の祭」が行われました。(H16.6. 1撮影)
奈良市下御門 「井戸神さん」
【奈良市下御門 「井戸神さん」】
奈良市下御門 「井戸の祭」
【奈良市下御門 「井戸の祭」】
inserted by FC2 system