宇陀市室生区を流るる笠間川。流域は上から下へと下るにそって順に虫を追い払う虫送り行事が行われる。呼び出し太鼓を打ち鳴らすと小原の里に響き渡る。それを合図に地区の人らは樹齢300年の桜樹の下に松明を持って登ってくる。陽が落ちた境内では松明火を前にして虫送り祈祷の数珠繰りが始まります。鉦を叩いて調子をとる。境内というもののお寺はない。100年ほど前の火事で焼けてしまってからは復興されていない。そのころはお寺に住職もおってな、虫送りの祈祷札もあったようだと話される。さて、数珠送りを終えるやいなや持ってきた松明に火をつけると行列をなした虫送りが出発。(H19.6.21撮影)
室生小原 虫送り 「村桜の下で」
【室生小原 虫送り 「村桜の下で」】
室生小原 虫送り 「松明行出幸」
【室生小原 虫送り 「松明行出幸」】
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