奈良市都祁上深川元薬寺で祭事される「ゲー」。なんとも不可思議な名称だ。本来は7月夏至から11日数えたころの半夏生の翌日だが、近年に集まりやすい第一日曜日に移行されている。ところが今年は諸事情でずれにずれて今日になった。待ち遠しいゲーの日の午後、同寺に集まる宮座講(氏神講)の方々。八柱神社拝殿に御供メシを供えて、同寺本尊の両脇にアオイの木を置いて灯明に火を点します。大人講の仲間入りをされた方々は盆板に九つの銅杯を並べてシキミ(シキビとも呼ぶ)の葉を一枚一枚入れます。対角線上の二杯には4枚の葉をつけたシキミをいれますが理由は伝わっていません。6枚の盆板に並べられたシキミは祭壇の前に供えます。(H19.
7.22撮影) |