名張川上流、国道368号線沿いには江戸時代からスサノオ信仰が多く残っており、国津の呼び名がある神社は九頭(クズ)から転じたものといわれています。御杖村の御杖神社で祭事される祇園祭は、荒ぶるスサノオを鎮め、夏の干ばつを防ぎ、厄除けを祈願するもので、心身を清め疫疹を祓う茅の輪くぐりと神さまに誓いをたて熱湯を浴びる御湯立神事が行なわれます。盟神探湯(クガタチ)ともよばれる神事は、拝殿で氏子らが祈願した後、境内に用意された大釜湯に笹の葉をつけて、地区の方々の名前を呼び「ご祈祷の湯」のアナウンスと同時に、神職が御湯を飛ばしていきます。神事を終えた笹の葉を持ち帰り、家前に飾って厄除けに使います。(H17. 7.14撮影)
御杖神社 「御湯立神事」
【御杖神社 「御湯立神事」】
御杖神社 「ご祈祷の湯」
【御杖神社 「ご祈祷の湯」】
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