毎年七夕の日の7日に行われる都祁南之庄歳徳神社では、上、中、北、南、東の五垣内の氏子代表組頭や神主、総代長らが集まり神職を迎えます。歳徳神社は国津神社の末社であるが、今日の祭事は「としとくさんの夏神楽祭じゃ」とおっしゃる氏子ら。本来は歳徳神社前に神饌を供えて一同が並ぶのだが、生憎の雨天の様相だったことから国津神社の拝殿で執り行われた。神殿前には三角錐型の「スズキ」モチと呼ばれるアズキメシがそれぞれ供えられる。赤飯のスズキモチ、以前は神主が氏子らの50数軒分を作り配ったという。子どものころ、「スズキ」をもらっといでやと親に言われて神社に行ったことが懐かしいとおっしゃる。先っちょ食べたら夏病みせんでいいと言われ、飼っていた牛に食べさせたそうです。現在では飼牛もいないので食べさすこともなくなったが、働いてもらった飼牛に感謝するとともに牛を大切にしていた農耕行事の名残りがスズキモチ御供に残っている。(H19. 7. 7撮影)
都祁南之庄歳徳神社 「祓えの儀」
【都祁南之庄歳徳神社 「祓えの儀」】
都祁南之庄歳徳神社 「歳徳神社に向かって」
【都祁南之庄歳徳神社 「歳徳神社に向かって」】
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