持ち寄った野菜で人の顔などを造って供える珍しい風習が続けられている奈良市小倉の観音寺。早朝に集まってきたのは檀家総代6人(丸山、西区、東区、中区、南出、北出の六垣内代表者)と責任役員のおふたり。畑でできた野菜の種類はジャンボカボチャ、ゴーヤ、オクラ、サツマイモ、ジャガイモ、ヒョウタン、ピーマン、トウガラシ、ウリ、サトイモ、トマト、ナスビ、エリンギ、ダイコン、エダマメにケイトウの花など盛りだくさんだ。野菜のどれを利用しようかなと、事前に考えた設計図に目をおとす。切ったり貼ったりして思案しながら造っていく。夢のなかにできあがったもんがでてくんやという人や、その場でぱっとひらめいて材料を選ぶ人。創造の達人たちは完成した造りものをお堂の棚に並べていく。今年は話題が盛り上がっているセントくんやマントくんもひな壇に並ぶ。うなだれる姿のペンギンやウリ坊のイノシシやワニなどさながら動物園のような造りものもあるが、立派な姿の人面が多い。(H20. 9.17撮影)
小倉町観音寺 「ゴゼンの調整」
【小倉町観音寺 「ゴゼンの調整」】
小倉町観音寺 「十七夜の野菜造りもの」
【小倉町観音寺 「十七夜の野菜造りもの」】
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