東大寺二月堂下の広場(三月堂と四月堂の間)で催される十七夜盆踊り。櫓を設えた周りには踊り子衆や観光客らが集まり賑わっている。大阪、滋賀、和歌山などから踊り連中が揃いの法被などを着込んでいまかいまかと熱が入る。二月堂本堂には石燈籠や回廊など置かれた三百基ほどの燈籠に灯りが点され、荘厳な雰囲気で法要が営まれる。盆踊りのミュージックが奏でられると踊り子衆らは一斉に輪になって広がる。盆踊りは秋の豊作と子孫繁栄を願い、江戸末期に始まったとされる観音さんの縁日で「十七夜(じゅうしちや)」行事のひとつ。往事は念仏踊りやご詠歌踊りだったとされ奈良の盆踊り納めだという。(H20. 9.17撮影)
二月堂 「櫓の周り」
【二月堂 「櫓の周り」】
二月堂 「踊り始め」
【二月堂 「踊り始め」】
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