生駒市の往馬坐伊古麻都比古神社火祭りの主役はクライマックスを所作する火取り神事の松明だが、神さんに捧げる重要な神饌がある。ヒノゴクと呼ばれる特殊な神饌は日の御供とも呼ばれるもので、社務所の前に集まった三人の長老によってひとつひとつ丁寧に作られていく。主材料はコモグサ。細工しやすいように湯釜に入れて柔らかくする。ホカケに吊るしたコモグサを一本ずつ綺麗なものを選んで束にして亀の甲の形に編んでいく。頭、四本の足はコモグサを輪にようにして編んで模る。(H19.10. 5撮影)
往馬坐伊古麻都比古神社 「コモグサ茹で」
【往馬坐伊古麻都比古神社 「コモグサ茹で」】
往馬坐伊古麻都比古神社 「コモグサホカケ」
【往馬坐伊古麻都比古神社 「コモグサホカケ」】
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