奈良市の東部山間部、東山中と称される地域では秋祭りの際に神事芸能の田楽舞を奉納されるところが多く、山添村北野の天神社では豊田楽(ホウデンガク)が演じられる。夕刻、公民館で直会を済ませた当屋と渡り七人衆は玄関前に設えた四方竹の中に入り出幸の豊田楽が行われる。艶やかな着物を着た親族らの前で演じられるや携帯電話のカメラで記念の収録。侍烏帽子を被り素襖姿の渡り衆は田楽を奉納する集団。太鼓、笛、ジャラジャラと呼ばれるササラを手に持ち、12本の御幣を担ぐ当屋孫男児を先頭に神社までお渡りをする。(H20.10.13撮影)
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