台風18号の影響がほとんどなかった井戸野町の稲田。その一角の二反は田主さんが丹精込めて作物された春日大社の神田である。稲穂が金色に染まった稲田は天晴れの空に美しい輝きになった。春日の神さんに供える稲だけにうっかりと下手なものは作れんし、倒れたらえらいことやと半年間も神経を使ってきたと仰る。作付けはヒノヒカリ。すべて収穫できたとして計算上では二反で八穀になるというが実際はその半分ぐらいになるそうだ。冬は藁を切ったものを田に入れてかき混ぜる。正月前後に荒起しで2月と4月には再びかき起こす。肥料も細心の注意をはらっている。8月10日前後には「穂肥え(ほごえ)」といって稲の生育状況に合わせて撒いている。二反あるので肥料は40kgにもあるという。特に注意するのはマクラと呼ぶトラクターが一旦止めで曲がるところ。そこは継ぎ目になり肥料が重なる傾向にあるそうだ(H21.10.13撮影)
井戸野町 「春日さんの稲田」
【井戸野町 「春日さんの稲田」】
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