東吉野村の街道は伊勢の海産物が奈良まで運ばれた道でサバ街道と呼ばれ、高見山への登山口杉谷には山の神が祀られています。早朝、「山の神さん、さみしかったろー」と言って、山の神の周辺を綺麗に清掃します。サバ、乾物イワシの海産物。ゴボウ、ダイコン、ハクサイやミカン、カキなどの山の産物に洗い米、小豆米、餅、塩、お神酒を神さんに供えます。山の神はあらたかな神さんと崇められ、灯明を灯し「山の神さん、お神酒飲んでくださいゃー」と言って祈ります。陽が昇る頃、僧侶が般若心経を唱えて山の神に地区の安全を祈願します。今日の”大山の神”は、悪戯しお叱りを受けていた神さんが、福を授かる出雲の神さんの集まりに入れてもらえなかった。心を清めて滝で修行をすれば1月7日の”初山の神”で許すとされ、11月は遅参りで1月は早よ参りと伝わっています。(H17.11. 7撮影)
東吉野杉谷 「山の神御供」
東吉野杉谷 「山の神御供」
東吉野杉谷 「山の神祭」
東吉野杉谷 「山の神祭」
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