桜井市倉橋の九頭龍神社では12月5日の深夜に「いのこ祭り」と呼ばれる古い形式の九頭龍王祭儀が営まれている。六人の九頭講衆から選ばれた当家は神饌をもち、暗い道を提灯の灯りで足元を照らして同神社まで行くお渡りが行われます。お渡りは誰にも見せてはならない、見られたら祟りがあるという秘儀。供え物は当家引き継ぎされている升で量り同量にした蒸し米のオコワ。昆布を巻き藁で結んだダイコンに「大和マナ」の大葉を添えます。うるう年は13個、以外の年は12個の神饌を当家が用意します。当家はお神酒等の神饌を同神社の磐座に供えて神事を行います。本来は5日の深夜であったが、近年にはその日に近い日曜日の夜間に移行されています。 (H18.12. 2撮影)
桜井市倉橋 「九頭講祭亥の子神饌」
【桜井市倉橋 「九頭講祭亥の子神饌」】
 
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