秋祭りを終えて頭屋の引き受けを済ませた桜井市脇本の新頭屋は、初の仕事が春日神社に掛けられる大注連縄作り。秋の収穫の際に祭り用にお願いしておいた新米藁が七十束。付近は農家が多いので助かるという。長谷寺に向かう旧道の伊勢街道が地区を横断する。頭屋の庭に設えた縄作りの場に集まった宮座八人衆と手伝いさん。神主と一老で巡る弁天さんとイワクラさんの巡拝が終わると縄作りがはじまる。数本を手に持って先をクルクルっと巻いてしっかりと縛りバラけんようにした小さな縄。編んで大きな縄にしていく際に差し込むからサシコミと呼ばれている。慣れない手つきではじめた頭屋家の息子さんも相当数をこなせるようになってきた。座敷では一老が短く切断して挟み込みの切り口をつけたススンボ竹作り。神主は矢羽根を24枚作っていく境界魔除けの矢作り。サシコミが山のように盛られるころ、頭屋の接待休憩になる。(H20.12.21撮影)
脇本 「大縄作り」
【脇本 「大縄作り」】
脇本 「魔除けの矢作り」
【脇本 「魔除けの矢作り」】
inserted by FC2 system