年末押し迫ったころ各家では軒先などに注連縄を飾ります。歳神さんを迎える神聖な注連縄はさまざまな形態があり、29日は九のつく日だからゲンをかついで「苦」を避けて翌日の30日に飾るところが多い。大和郡山市内の旧村では今でも簾型の注連縄を作って飾るお家が見られる。番条町の造り酒屋の会長さんは先代から引き継いできた注連縄を手作り。葉付きの長いハチクに数本ずつ手にもって稲藁を巻いていく。重ね合わせていくと立派な簾の形になる。慣れた手つきは熟練の技で早々とできあがる。ウラジロとユズリハを括り付け、中央にはダイダイを取り付ける。大きな門と玄関に飾られる注連縄は「ドウガン」と呼んでいる。門に飾る「ドウガン」はさらにトコロイモと堅炭を括りつける。代々、処に、住んで、子孫に譲るシャレなんだと笑顔で話された。(H20.12.30撮影)
番条 「ドウガン作り」
【番条 「ドウガン作り」】
番条 「代々、処に、住んで、子孫に譲る」
【番条 「代々、処に、住んで、子孫に譲る」】
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