毎月19日に例祭を営んでいる法蓮町の常陸(ひたち)神社。参道や境内に幟を立てて参拝者を待つ「法蓮会所方」衆のうち65歳以上の男女で構成される「阿弥陀講」のみなさんだ。老人会とも呼ばれている講衆は約40人。「法蓮会所方」は堺県から奈良県になった明治時代に字法蓮ができたときに組織されて以来奉仕、今日まで120年の歴史をみてきたという。毎月の例祭には朝から綺麗に清掃して五色の幡を100円で売っている。幡の収益は神社の管理費に充てている。参道は県立奈良高校のグランド脇の道。ぐるりと周回して神社にたどり着く。かって参道はグランド内だった。大正13年開校に際して同神社の参道が校外に移された。同神社が鎮座する山はひさご山。別称はひょうたん山という。神社付近は県営直轄の茶園だった。そこにあったのが里道(りどう)と呼ばれていた参道。当時は谷筋だったという。グランドではポーン、ポーンとテニスボールを打つ音が響いている。神社に向かう道は干支の石柱がある。買った幡はそこに立てていく(H21.12.19撮影)
法蓮常陸神社 「五色の幡」
【法蓮常陸神社 「五色の幡」】
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